GABA(ギャバ)って何?
 発芽玄米や米ぬか(米胚芽)などに多く含まれるアミノ酸の一種です。健康に役立つ成分として、注目の栄養素です。
 旨味調味料の成分として有名なグルタミン酸は「興奮性」の神経伝達物質ですが、GABAは反対に「抑制性」の神経伝達物質といわれています。ストレスの多い現代人の脳では、このグルタミン酸の分泌量が増えやすい状態にあるといえます。脳内のグルタミン酸量が多くなると神経が常に高ぶった状態となり、全身に悪影響が出てくると考えられます。血圧の上昇がその代表です。
 グルタミン酸の上昇を抑えるブレーキ役としての機能をもつとされるGABAが、今、大いに注目されています。

 ウィキペディア(Wikipedia)によると、「”GABA”:抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(ガンマ アミノらくさん) gamma-aminobutyric acid の頭文字 。
 γ-アミノ酪酸(ガンマ アミノらくさん)または4-アミノ酪酸(IUPAC名 4-aminobutanoic acid)は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質である。
 脊椎動物の中枢神経系では、主に海馬、小脳、脊髄などに存在し、また節足動物・甲殻類でも神経伝達物質として用いられている。シナプスでは、シナプス前膜から放出され、後膜の膜上にあるGABAに対する受容体蛋白質と結合して作用を発揮する。GABAは、脳内でグルタミン酸のα位のカルボキシル基が酵素反応により除かれることによって生成される。また、血液脳関門を通過しない物質であることがわかっており、体外からGABAを摂取しても、それが神経伝達物質としてそのまま用いられることはない。しかし、何らかのプロセスで体に作用し影響を及ぼすようだ[要出典] 。血圧を低下させる作用からか抑制系の反応が現れることもある。また線虫では興奮性の神経伝達物質として機能することも明らかとなった。」と記されています。
発芽玄米って何?
お米のできるまでは、上中:籾の発芽 上右:苗代 中左:田植 中中:水田 中右:水田の稲穂 下左:籾 下中:玄米 下右:精米して白米となり、籾から発芽して稲穂と繰り返します。
 発芽玄米は、お米の籾殻を剥いたもの、すなわち、「玄米の状態で上の写真の発芽のごく初期状態のことを言います。発酵した糀のような香りがします。上記の写真のようになると新芽まで成長していますので食べてもおいしくありません。
発芽玄米には、GABAが白米の10倍、玄米の3倍も含まれており、GABAの効果と共に最近特に注目を浴びてきています。

GABAは睡眠中に体内で生成される?
 通常、GABAは睡眠中、特に深い眠りに入っているときに生成されるため、睡眠不足はこのギャバ不足にもつながるとされています。では、睡眠不足の人は、みんながギャバ不足に陥ってしまうのでしょうか?そして、最近まで食べ物によってGABAを摂取しても、脳内へ到達することはないと言われてきました。
 しかしギャバの研究が進み、食べ物によって摂ったGABAも脳へ届くことが解明されてきました。不足するGABAは食物によって補給すると効果があることが判ってきたので発芽玄米が注目を浴びてきたわけです。

GABA効果
 GABAを摂取することによって、期待できる効果は、以下のように実に幅広く、多彩なことに驚きます。

血圧を下げる
 GABAには、血液中の塩分をろ過する腎臓のはたらきを活発にし、利尿作用を促すことで血圧を下げるはたらきがある。このため高血圧の予防に効果があるとされています。

中性脂肪を抑える
 GABAが内臓のはたらきを活発にして消費エネルギー量を高める一方、血液中のコレステロールや中性脂肪をコントロールし、脂質代謝を促すことがわかってきました。このため肥満の予防ばかりでなく、糖尿病などの予防にも役立つのではないかと期待されています。

肝臓・腎臓のはたらきを高める
腎臓のはたらきを活発にして血圧を下げるばかりでなく、GABAには肝臓のはたらきを促す効果もあり、このためアルコールの代謝も速くなるとされています。

神経を鎮める
 GABAは、脳内で抑制系の神経伝達物質としてはたらく成分です。このため、ギャバを摂ることでイライラなどをやわらげる効果があることがわかりました。実際、パニックや不安の状態にある人の脳脊髄液を調べたところ、ギャバが著しく減っていたという実験結果もあります。これらのことから睡眠障害、自律神経の失調、うつ、更年期の抑うつや初老期の不眠といった症状の改善にも効果が期待されていいます
さらに最近では、アルツハイマー型痴呆症の予防・改善にも期待できると話題を集めており、今注目を浴びています。

現代人に必須のサプリメント
 人間の脳神経から内臓、血液のはたらきまで、さまざまな観点から効果が期待できるGABA。発芽玄米の登場とともに脚光を浴びている成分、それが通称GABAです。アミノ酸の一種ですが、たんぱく質を形作っている18種類のアミノ酸とは異なり、特に哺乳動物の脳や脊髄に存在します。

 GABAは体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めるはたらきがあることが判ってきました。このため、脳内のGABAが不足するとイライラするのをはじめ、さまざまな体調不良を招き、ひいては大きな病気の引き金となってしまうと言われています。
 ソルケアGABA醤油と麺つゆは、塩味を損なわずに減塩されていることと、GABAを添加することによって多くの成人病に対する予防などに効果が期待されています。
 GABA醤油18.7gの摂取(大さじ1杯少々)で成人に必要と言われていますGABAを約10mgを摂取することができます。
 おいしく減塩することで手軽に健康を保つことができます。
ストレスの多い現代人の健康にGABA